マイホーム購入を検討するにあたって、1番大事なことは金額設定だ。理由は、身の丈にあったマイホームを購入することが、人生において、最適な選択となるからだ。例えば、年収600万円で車購入を検討した際に、ベンツやレクサス等の高級車を購入する人は少ないと思う。独身貴族で、よっぽどの車好きだろう。世帯持ちは、マイホーム以外にも、お金が必要になるため、身の丈にあった住宅を手に入れる必要がある。そのためにも、まずは、相手を知り、己を知ることで、必ず最適な選択ができるはずだ。
注文住宅の価格相場
注文住宅の価格相場は、4,200万円程度である。内訳としては、こんなイメージになる。
- 1,000万円 土地購入費用
- 2,600万円 建築費用
- 300万円 外構費用
- 300万円 諸経費 (引越費用、不動産手数料や仲介料、登記費用、土地取得税や固定資産税、住宅ローン手数料、建築許可や各種手続きにかかる費用、火災保険料)
ハウスメーカーや工務店でよく言われる坪単価には、建築費用しか含まれていない。また、安く見せるために、税抜表示していることもあるため、税込価格を確認することをおすすめする。
また、この建築費用が、どこのハウスメーカー、工務店に依頼するかで大きく変動する部分でもある。依頼先によって、高くもできるし、安くもできる。良い悪いは別にして、最近では、建築費用1,000万円未満の超ローコストメーカーもでてきている。
家計簿の見直し
家計簿の見直しは、月々◯万円であれば、住宅ローンの支払いに割り当てることができるか検討する上で必要なことである。例えば、年収600万円の私の場合、月々8万円であれば、十分生活ができる結果となった。車購入も控えているため、余裕をもった金額で算出した。※車は定期的に買い替える予定がある場合は、月々2-3万円程度の余裕をみておくことをおすすめする。
では、4,200万円の注文住宅を月々8万円で購入しようとするとどうなるか計算した結果が以下である。
- 頭金500万円
- 借入3,700万円(変動0.45%、返済期間47年)
31歳の私が、3,700万円を月々8万円で返済する場合、78歳でローン返済が完了する計算になる。しかも、この結果は、頭金として、500万円の大金を用意できた想定のものである。
ー結論ー
月々8万円で相場の注文住宅を購入することは、できない。(購入はできるが、賢い選択ではないと判断した。では、どうするか?収入を増やすか、もしは、住宅費用を安くするか、答えはいずれかになる。)
現在、マイホーム検討中の私は、住宅費用を安価にする選択をするために、建築費用が相対的に安価な工務店を探すことにする。これからどのような選択をしていくのか乞うご期待ください。
以上!